Excelでできる端材削減アプローチ
Excelは最適化ソフトではありませんが、現場データを整理する道具としては有効です。端材を減らす入口として、まずは次の3つを押さえるのが基本です。
寸法順の並べ替え
幅・高さ・厚みで並べ替え、近いサイズの部品をまとめることで、似た寸法同士の材料取りを検討しやすくなります。
SUMIFSで厚み別・寸法別に集計
厚み別に必要数量と必要面積を集計すると、どの層で端材が出やすいかが見えやすくなります。見積の粗さを減らす効果があります。
VBAで簡易自動化
「大きい順に並べる」「同じ厚みをまとめる」程度ならVBAで半自動化できます。ただし、最適に近い配置探索まで行うのは難しくなります。
「端材を減らす」と「端材を再利用する」は別の問題
この2つを混同すると、Excelでやるべきことと、専用ソフトに期待する役割が曖昧になります。
端材を減らす
そもそも最初の材料取りで無駄を出さない考え方です。配置、厚みの組み合わせ、刃幅、クリアランスの設定が主な論点になります。
端材を再利用する
切り出し後に残った端材を在庫登録し、次回案件で使い回す管理の問題です。台帳やロケーション管理まで含むため、必要な仕組みが別になります。
LayerNestが対応しているのは前者です。新規母材からの板取りと積層最適化で端材を減らすことには向いていますが、切り出し後の端材在庫を登録・再利用する管理機能は持っていません。
Excel運用が破綻するライン
厚みの種類が3つ以上になる
XY平面の配置だけでなく、「どの厚み同士を同じ母材にまとめるか」という判断が必要になり、Excelの表構造だけでは扱いづらくなります。
部品数が50種類以上になる
並べ替えや集計はできても、材料取りの組み合わせ候補が多すぎて、人が確認できる範囲を超えます。VBAもメンテナンスコストが上がりやすくなります。
担当者ごとに結果が変わる
同じ部品リストでも、誰が集計して誰が材料取りを判断するかで結果がぶれるようになると、端材削減の再現性が失われています。
専用ソフトへ切り替える判断基準
Excelをやめるタイミングは、「機能が足りない」と感じたときではなく、「端材削減の再現性が保てなくなった」ときです。判断基準は次の4つです。
材料取り検討だけで数十分〜数時間かかるなら、配置探索を人が肩代わりしている状態です。
Excel上の想定と現場実績が合わない場合、計算モデルが実際の切断条件に追いついていません。
特定担当者しか端材を減らせない状態なら、改善が人に依存しています。ソフト化で再現性を確保すべき段階です。
月間の材料費が50万円以上の現場で歩留まりが5%改善すれば、年間30万円の削減になります。投資回収の目安として判断しやすくなります(※歩留まり改善5%は一般的なモデルケースによる試算です。実際の効果は現場条件により異なります)。
LayerNestが向いているケース
LayerNestは、Excelで管理している部品リストをそのまま使いながら、端材を減らすための板取り・積層最適化を自動化したい現場に向いています。
現在の運用データを活かしながら、板取り計算だけを専用化できます。
端材を減らすために必要な「平面配置」と「厚みの組み合わせ」の両方を同時に計算できます。
Excelでの集計だけで終わらず、加工指示や集計管理に使える形で結果を出力できます。
月間の材料費が50万円以上の現場であれば、歩留まり5%の改善で初年度中に回収できる価格帯です(※歩留まり改善5%は一般的なモデルケースによる試算です。実際の効果は現場条件により異なります)。
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30日間の無料体験版で、お手持ちの部品リスト(Excel・CSV)を読み込み、体積ベースの歩留まりと使用母材量の違いを確認できます。クレジットカード不要、インストールするだけですぐに使えます。
30日間 無料体験版をダウンロード※ 本ソフトは長方形・正方形(矩形)部品専用です。多角形・異形形状には対応していません。部品の向きを固定する設定や、切り出し後の端材を在庫として登録・再利用する管理には対応していません。
よくある質問
Excelでも端材を減らすことはできますか?
はい、厚みが少なく部品数も限られている案件なら、並べ替え、寸法別集計、VBAによる簡易自動化で端材を減らすことは可能です。ただし、複数厚みや大量の部品が混在すると、Excelだけでは最適な組み合わせを維持しにくくなります。
Excel運用が破綻しやすい目安はありますか?
厚みの種類が3つ以上、部品数が50種類以上になると、どの部品をどの母材にまとめるかの組み合わせが急増し、Excelでは計算の再現性が下がりやすくなります。
LayerNestは端材の在庫管理や再利用管理に対応していますか?
いいえ。LayerNestは端材を減らすための板取り・積層最適化には対応していますが、切り出し後の端材を在庫として登録・再利用する管理機能は持っていません。
専用ソフトへ切り替える判断基準は何ですか?
端材削減の検討に毎回時間がかかる、担当者ごとに結果がぶれる、見積と実際の母材使用量がずれる、月間材料費が50万円以上ある、といった条件が揃ってきたら専用ソフト移行を検討する目安になります。